乳酸菌の種類

乳酸菌と聞くとまず初めに思い浮かべるのは「ヨーグルト」と言う方が大半であるとは思いますが、菌の種類は属・種・株と細かく分類され、自然界にひろく分布しています。

乳酸菌の形状も様々で、球状の乳酸球菌と桿状の乳酸桿菌に分類され、乳酸桿菌はヨーグルトに主に使われ、乳酸球菌はチーズなど酸味が薄い発酵食品に主に使われ、350もの種類があります。

また、乳由来以外でも植物にも生息しており身近なところで言うと漬物やキムチなどの発酵された食物や、身近な野菜で言うとトウモロコシや玉ねぎなど日頃から食べている野菜にも乳酸菌は含まれている事は意外と知らない人も多いのではないでしょうか。

それではおおまかな乳酸菌の種類について解説していきましょう。

植物性乳酸菌と動物性乳酸菌

動物性乳酸菌は哺乳類の乳の中に含まれるラクトース(乳糖)の中に存在する乳酸菌で、乳糖を栄養素として生存しています。

植物性乳酸菌は植物の中に存在する乳酸菌で、植物のブドウ糖や果糖、ショ糖や麦芽糖を栄養素として生存しています。

動物性乳酸菌

乳酸菌には、乳に含まれる乳糖を分解して代謝することで乳酸を作り出す動物性乳酸菌があります。

はっ酵乳用乳酸菌は、細かく分けるとラクトバチルス、乳酸球菌、ロイコノストックの三つの種類に分けられます。

これらが含まれる主な食品群としてはチーズや乳酸菌飲料、発酵乳、バターなどが挙げられます。

動物性乳酸菌は、植物性乳酸菌と比べると栄養価の高い環境下に生息することから胃酸などに弱く、腸にたどり着く前に死滅してしまうものもありますが、有胞子乳酸菌と言いたどりつくまでは頑丈な胞子にまもられて辿り着く種類も有ります。

整腸作用のほかに、インフルエンザ予防やアレルギーの緩和などに効果を発揮する菌種も有ります。

動物性乳酸菌は、乳の中で生育しますが、牛乳を飲んだからといって乳酸菌を摂取することはできません。

一般的な牛乳は、製品にする過程で殺菌されこの加熱殺菌によって乳酸菌は死滅ます。

低温殺菌された牛乳もありますが、乳酸菌を身体に取り入れられますが、低温殺菌の牛乳に含まれる乳酸菌量は微々たるもので健康を左右するものではありません。

一方で、乳酸菌飲料やヨーグルトには乳酸菌が多く含まれているので、腸内環境の改善が期待できます。

植物性乳酸菌

植物に含まれるブドウ糖や果糖などを分解して乳酸を作り出す乳酸菌を植物性乳酸菌と呼びます。

植物性乳酸菌は、漬け物や味噌・醤油、キムチ、ザワークラフトなどの発酵食品に含まれています。

植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌と比べ栄養価が少なく過酷な環境に生息しているためアルカリや酸に強く、温度変化にも影響されにくい強い菌が多いとされます。

強い菌の為、胃酸や胆汁などに負けずに腸までたどり着く確率が高いとされます。

腸内環境を整えて便通をよくし、免疫力を向上させアレルギーを緩和させる効果などがある菌種も有ります。

植物性乳酸菌は、大豆や米などの穀物類、野菜に生息し、ラブレ菌が良く知られていると思います。

ラブレ菌は京都のすぐき漬けの中から発見された乳酸菌で免疫力向上、発がん予防の効果も期待されています。

腸内の善玉菌を増やす乳酸菌なので、継続的な摂取によって美容・健康だけではなく整腸作用も期待できます。

腸管系乳酸菌

腸管系乳酸菌とは、植物系の乳酸菌になります。

こちらは細かく分けるとラクトバチルスと乳酸球菌、ビフィズス菌に分けられます。

これらの中では一番ビフィズス菌が有名かと思います。こちらに関しても上記に挙げたはっ酵乳用乳酸菌と同様ですが乳酸菌飲料やチーズなどに含まれています。

発酵された食品群に含有される乳酸菌

発酵された食品の中にも乳酸菌が含まれるものも多いです。

例えば上に挙げたチーズを初めとして、ドライソーセージなど発酵を伴う肉製品、糠漬けや漬物、また意外なところではワインやお酒など普段何気なく摂取している食品や飲み物にも乳酸菌は多く含まれているのです。

…とこのように乳酸菌が含まれる食品群は普段から実は何も考えずに摂取しているものも多いのです。

では乳酸菌とは一体どのように定義づけられているのでしょうか。

「乳酸菌」と考えられる要素としては、体内で毒を放出しないことや、自動性がない、酸素環境の中でも生きられるかどうか、その他にも化学的な要素が多数ありますが国によっても乳酸菌の細かい定義は異なるようです。

また、人間の体では乳酸菌は作り出す事は出来ないと考える人も意外と多いのですが、実は人間の体内には常在菌として乳酸菌が存在している事はご存じでしょうか。

もともと消化器官や口腔内などに乳酸菌は存在しているのですが、腸内の働きを良くする働きがあるとしてよりも、歯のう触(溶かすという意)を促す働きの方が認知されていたり、また消化器官の乳酸菌については現状実質的な働きが全て解明されておらず、今後更なる研究によって乳酸菌の謎が解き明かされる事が期待されています。

乳酸菌の分類

乳酸菌は動物性や植物性などのように棲息する有機物で分類する他、生物学的な分類もあります。

それが、菌属・菌種・菌株の順に分類され、正式名称が「A属B菌C株」だったとすると、Aが「菌属」、Bが「菌種」、Cが「菌株」という形で分類されます。

代表的な「菌属」には以下のようなものがあります。

ラクトバチルス属

動物系乳酸菌・植物系乳酸菌・腸管系乳酸菌

自然界にひろく分布しヨーグルトやチーズ、漬け物、味噌などあらゆるものの発酵に利用されています。

主な菌種は、ブルガリアヨーグルトの「ブルガリクス」、人の腸内に常在する「ガゼリ」や「アシドフィルス」、ラブレ菌の別名で知られる漬け物から発見された「コアギュランス菌」などです。

ラクトコッカス属

動物系乳酸菌

発酵バターやチーズ、ヨーグルトなどの生産に利用され主な菌種は、カスピ海ヨーグルトの「ラクティス」などです。

ストレプトコッカス属

腸管系乳酸菌・動物系乳酸菌

発酵バターやチーズ、ヨーグルトなどの生産で利用され、主な菌種は、ヨーグルトに欠かせない「サーモフィルス」などです。

ペディオコッカス属

植物系乳酸菌

味噌や醤油の熟成に利用されることが多く、主な菌種は「セレビシエ」「ハロフィルス」などです。

エンテロコッカス属

腸管系乳酸菌

ヨーグルトなどに利用される乳酸菌で、主な菌種は「フェカリス」などです。

腸まで届く乳酸菌

通常ですと口から入った細菌は、胃や小腸の最初の部分である十二指腸を通るときに、胃酸や胆汁によって、ほとんどが死滅します。

強酸性の消化液を生き残った菌もまた、腸に届くと腸内に常在する細菌や白血球により排除されてしまいます。

プロバイオティクスに分類される腸内細菌は、これら胃酸や胆汁酸に負けずに腸まで届き増殖する事で、人間に様々な健康効果を与えるのです。

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