オリゴ糖とは

人間は食物を外部から摂取し、腸内で分解して消化する事で活動するエネルギーを得ています。

生きていく上で必須の栄養素があり、それはタンパク質、脂質、糖質で三大栄養素と呼ばれています。

オリゴ糖はこの三大栄養素の内の糖質に分類されています。

この糖の最小単位を単糖と呼び、分子構造的にこれ以上小さく分解できない単位でブドウ糖や果糖等がそれにあたります。

この単糖に対して単糖が結合した糖を数個結合した糖が少糖類と言い、単糖が数万個結合したものを多糖類と呼びデンプンやセルロースなどがこれにあたります。

オリゴ糖はこの少糖類に分類され、種類によって単糖が2個~20個結合しています。

オリゴ糖の特徴は、難消化性で腸内ビフィズス菌増殖促進因子として認識され、消化されずに腸まで届くプレバイオテクス食品として認識されています。

オリゴ糖の効果

人間には免疫機構があり通常は外部から侵入する異物や外敵、つまり病原菌である細菌やウィルスを排除する仕組みがあり細菌は体内では生きて行けません。

しかし、人体に有益なものに対しては免疫寛容と言い排除せずに共存できる仕組みがあり、共存している細菌に腸内細菌があり腸には300種類以上、100兆個ともいわれる細菌が住んでいます。

腸内細菌には種類があり人体に有益な善玉菌、人体に有害な悪玉菌、どちらでもない日和見菌と呼ばれる細菌が共存しています。

善玉菌には、乳酸菌やビフィズス菌があり悪玉菌には大腸菌ウェルシュ菌などがありオリゴ糖は体内で吸収されずに腸まで届きこの善玉菌のエネルギー源となります。

つまり、オリゴ糖は善玉菌を増やす効果があるのです。

オリゴ糖は消化液や消化酵素に強い

オリゴ糖は、胃や小腸で消化液や消化酵素によって消化吸収されることなく、大腸届くため大腸に棲息している善玉菌の栄養素となり増殖させます。

善玉菌の多くは嫌気性の細菌で、酸素が無い環境でも生きていけるため酸素の無い大腸に常在することができます。

これら、腸で分解や吸収をされずに腸まで届く糖質を難消化吸収性糖質と言い、プロバイオティクス菌の増殖を助けるプレバイオティクスと呼ばれています。

プレバイオティクスの定義は、経口摂取により消化管下部に届き有用菌に利用される栄養素とされます。

オリゴ糖は難消化性糖質

口から摂取したオリゴ糖は、小腸などの消化器官で消化吸収されずに大腸に到達し、大腸に常在する善玉菌の代謝に利用されます。

善玉菌が代謝する事で短鎖脂肪酸である乳酸や酢酸が産生され、これらの短鎖脂肪酸の生成比率は、酢酸:プロピオン酸:酪酸=60:25:15程度で、生体のエネルギ-要求量の5~10%を供給しているとみられています。

その他の腸内細菌の代謝により炭酸ガス、水素ガス、メタンガスなども産生され、一部は菌体成分として取り込まれます。

善玉菌の代謝により産生された、酢酸、プロピオン酸、n-酪酸の3つの短鎖脂肪酸が最終産物になります。

プロピオン酸は、門脈を経由して肝臓に運ばれ、新たな糖の合成に使われます。

酢酸は、各臓器に運ばれて脂肪合成の材料として利用される他、腸管粘膜吸収上皮細胞のエネルギ-源として利用されます。

また、その他に産生される水素ガスや炭酸ガスの一部はオナラとして放出されたり大腸から吸収された後、血流に乗って肺に送られて呼気からも排出されます。

一方で、腸内の悪玉菌は脂質やタンパク質を栄養源として取り込み代謝物として、フェノ-ル、インド-ル、スカト-ル、メタンガスなどを排出します。

善玉菌の代謝物は、人体に有用な物質ですが、悪玉菌の代謝産物は人間にとって有害な物質です。

悪玉菌によりタンパク質が分解されると、アンモニアや硫化水素、フェノ-ル、インド-ル、スカト-ルなどの有害物質が産生され、産生された有害物質は腸内で吸収され体内をめぐります。

つまり、腸内の細菌バランスを善玉菌を多い状態だと人体に有益な代謝物が増え、悪玉菌が多い状態だと人体に有害な物質が増えるので、善玉菌を優勢な状態にするためにもオリゴ糖の摂取は健康向上につながるのです。

これら腸内の細菌バランスは、年齢、食事、病気の有無、飲んでる薬、ストレスなどによって影響を受けます。

抗生物質の投与を受けていると善玉菌も死滅して腸内フロ-ラが変化し、短鎖脂肪酸の産生が抑制されます。

オリゴ糖の種類

ラフィノ-ス

含まれる食品:ビ-ト糖蜜(砂糖ダイコン)精製物

フラクトオリゴ糖

含まれる食品:玉葱、ごぼう、ニンニク、バナナ、チコリ

ガラクトオリゴ糖

含まれる:牛乳(乳糖)

キシロオリゴ糖

含まれる食品:竹の子、トウモロコシ

イソマルトオリゴ糖

含まれる食品:味噌、醤油、清酒、蜂蜜・味噌・醤油

大豆オリゴ糖

含まれる食品:大豆ホエ-

ラクトスクロ-ス

含まれる食品:牛乳、砂糖きび

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