老人の便秘

老人の便秘 原因と対策

高齢の方にとっての便秘は体調不良にも繋がる為、誰よりも辛いものがあります。

しかし、高齢の方の便秘は、実はとても自然なことなのです。

例え、自然な加齢に伴う便秘であっても、原因と対策を知ることによって腸や身体に、何かしらの変化を与えることが出来ます。

以下に、原因と対策を記述します。

老人の便秘の原因

高齢の方の便秘に多く見られるのは、「弛緩性便秘」が多いとされています。

弛緩性便秘には、以下のような原因が挙げられます。

1.腸機能の低下

2.食事量の低下

3.筋力の低下

4.水分補給の減少

では、これらの原因に関して詳しく見てみましょう。

1)腸機能の低下

内臓機能は、加齢と共に低下していきます。

特に、便秘に関わる腸の機能が低下することが大きな原因となります。

腸の機能が低下すると、便を運ぶ働きをする蠕動(ぜんどう)運動が思うようにいかず便が腸の中に長時間滞在することによって、便が硬くなり、自然に便を出すことが難しくなってしまうのです。

2)食事量の低下

高齢になると、消化機能も低下していく為、自然と食事量が減少します。

当然、食事量が少ないと便も少量にしかならず、腸が排出しようとしなくなるのです。

3)筋力の低下

高齢になると、運動をする機会が減り、著しい筋力の低下が見られるようになります。

これに伴い、腸周りの筋肉も低下してしまうため、便を排出する力も弱くなるのです。

4)水分補給の減少

加齢と共に、喉の渇きなどにも気づき辛くなってしまいます。

水分補給が足りないと、腸の中で便が硬くなってしまい、排出されなくなるのです。

次に多いとされているのが、「直腸性便秘」です。

直腸性便秘の原因は、以下のようなものが挙げられます。

1.神経機能の低下

2.便秘に気づかない

では、詳しく見てみましょう。

1)神経機能の低下

加齢とともに、便意を感じる神経が低下し、便意に気が付かないようになってしまっている方もおられます。

2)便秘に気づかない

直腸性便秘の場合、便秘に気づかないケースもあり、余計に便秘を悪化させています。

このように、高齢の方の便秘といっても、様々な原因があるのです。

では、どうしたら少しでも変化させることが出来るのでしょうか。

老人の便秘解消法

例え神経機能や内臓機能が低下しようとも、日常生活の中で変えることが可能です。

では、具体的に何をしたらいいのでしょう。

  • 毎日軽い運動をする
  • 毎日の食事を規則正しく摂る
  • 毎日水分補給を欠かさず行う
  • 毎日トイレに座る習慣をつける

以上4点、たったこれだけなのです。

軽い運動といっても、走ったり筋肉トレーニングをするわけではなく、ゲートボールや畑仕事など、自身に合ったことを毎日実践するだけで体力・筋力ともに少しずつついていきます。

水分補給は毎日こまめに行うようにすることによって、腸の中で便が硬くなってしまうことを予防することが出来ます。

もしご本人様が何らかの事情で動けない場合には、介護者の方が足を回したり、お腹回りをマッサージしたりといった工夫が必要です。

加齢によるものだから仕方がないと諦めるのではなく、出来ることを毎日行い、辛い便秘を解消するように心掛けてみてください。